『GIMP』で写真やaiファイルを編集
(1)インストール
(2)テーマと文字サイズ変更
(3)写真の編集・切り抜き透過
(4)透過写真と背景画像
(5)イラスト素材を活用 の続きです。
前回作成した画像に、今度は自分の描いたイラストを追加していきます。
イラストを描く
怪獣が炎を吐いている風のイラストを付け加えてみます。
※マウスだとどうしても細かな描画は難しいので、より本格的にイラストを描いてみたいという方はペンタブと呼ばれる機器を使ってみるのもオススメです。
イラストを描く時は、基本的にツール内の描画ツールを使います。
これまで配置した画像と、自分が描いた部分が混ざらないように、上部メニュー【 レイヤー 】⇒【 新しいレイヤーを追加 】で別のレイヤーを準備しておきます。
今回はザックリ描ければ良いので【 ブラシで描画 】ツールを使います。
(細かな線を描きたい時は【 鉛筆で描画 】、というようにツールを使い分けます)
私の絵心が無いのは如何ともし難いのでさておいて、【 塗りつぶし 】ツールで描いた線の内側の色を塗ります。
もうちょっと炎っぽさを出したい、ということで赤を混ぜたグラデーションにしてみます。
【 ファジー選択 】でグラデーションを掛けたい範囲を選択。
【 Gradient Tool 】をクリックして、左下のツール設定でどんなグラデーションにするかを設定します。
カラーを赤に変更し、更に透明部分から下地のオレンジが透けるようにグラデーションの種類を【 描画色から透明 】にします。
形状は【 放射状 】の方が炎っぽいですかね。
しかし冷静に見ると個々のサイズ感がおかしいですね。
まあ細かい事には目をつぶっていただいて、次はついでに背景のレイヤーを選択して、そちらもグラデーションを掛けてみます。
だいぶそれっぽいイラストになってきました。
真っ直ぐの線や直方体
上記のグラデーションの方向選択や、縦横の比率を保ったままサイズ変更したい時などは、キーボードの【 Shift 】キーを押しながらマウスクリックしてください。
文字を挿入する
次は画像にテキスト(文字)を入れてみましょう。
ツールボックスから【 テキスト 】を選択。
左下のツール設定から、入力したい文字の設定を行い、画像内の文字を入力したい箇所をマウスで選択後、文字入力して完成です。
文字入力が完了すると、自動で新しいレイヤーが生成されます。
入力し終わった後でも、文字部分を選択してフォントやサイズなどの変更ができます。
画像をエクスポートして、他のソフトで呼び出す
まあまあ良い感じのイラストになった所で、ひとまずPNG画像として保存します。
上部メニュー【 ファイル 】⇒【 名前を付けてエクスポート 】。
この時、大きいサイズのイラストや、グラデーションなどの加工を多めにした画像はエクスポート保存に少し時間がかかります。
今回は『 町内会の防災訓練のお知らせ(A4用紙)に載せるイラストを作る 』という設定なので、OfficeソフトのExcelで文書を作り、そこで画像を使います。
Excel文書の新規作成⇒【 挿入 】⇒【 画像 】⇒作成した画像を選択⇒【 挿入 】。
印刷プレビューで確認しながら、ページ余白や画像位置などを調整してください。
完成形としてはこんな感じです。
とりあえず一通りのイラスト編集の基本的な流れのみご説明してみましたがいかがでしたでしょうか。
GIMPには他にも様々なツールが備わっているので、イラストや写真を編集しながら、より便利に使ってみてください。